記憶法
国家資格合格には、何と言っても記憶力が必要です。
私は、とにかく記憶力に問題があったので、本当に苦労しました。
記憶力アップのために、いろいろな本を読んで実践しました。
その中で、効果があったと思う方法を主に3つ紹介します。
記憶法その1 <反復>
「なんだそんなことか」と思われるかもしれません。
しかし、やはり繰り返しです。
翌日にもう一回、1週間後にもう一回、1か月後にもう一回、これが理想です。
でも、全ての問題をその通りにするのは、なかなか難しいものです。
そこで、反復が必要な問題の選別をしていました。
一つの問題集を3回繰り返すと、
①3回とも迷わず答えることができる問題
②3回とも迷って、時々まぐれで当たる問題
③3回とも同じ間違いをする問題
この3つに分かれます。
①は完全に覚えている可能性が高いので、3回以上やる必要はないでしょう。
②と③は、間違えなくなるまで繰り返すしかないと思います。
特に③は、間違った記憶がこびりついている可能性があるので、修正が必要です。
合格した年は、どの問題集も最低でも3回はやりました。
3回とも間違えた問題は、間違えなくなるまで10回以上でもやりました。
それでも間違える問題はありました。
ただ、繰り返すことにより、覚えられないものの数は減っていきます。
そして、自分で何が覚えられないのかが、明確になっていきます。
こうして絞り込んだ項目は、直前期にやるものとして選んでいきました。
直前期には、アドレナリンが出るのか、普段にはない集中力で記憶することができます。
ただし、その量があまりに膨大だと、やはり限界はあるでしょう。
そのためにも、直前期にやるべきことを直前期に入るまでに整理しておくことが、
大切だと思います。
記憶法その2 <寝る前に覚える>
記憶は眠っている間に脳の中で整理されて、長期記憶として定着するといわれています。
私は直前期、目的条文などを覚えるのを寝る前にしていました。
本試験1ヶ月前くらいから、毎晩寝る前に、目的条文を声に出して読み上げるのです。
声に出して覚えるというのは、効果的な記憶法だそうです。
ただし、声に出すのは場所を選びます。そこで、寝る前に読み上げていました。
寝る前に覚えるものとして、目的条文を選んだのにも理由があります。
目的条文は退屈で、読んでいると眠くなります。そして眠気がきたら寝ます。
目的条文は重要なので、寝る前にやっていると、寝つきが悪い時でも、
安心して眠りにつくことができました。
記憶定着と安眠の、一石二鳥だと思っていました。
記憶法その3 <ゴロ合わせ>
ゴロ合わせも、記憶法としては効果的です。
数字の記憶で、気に入ったものがあれば、ゴロ合わせを使っていました。
ただ、何のゴロ合わせかが分からなくなる、数字に結びつく項目を忘れるという
致命的な欠点が私にはありました。
そこで、ゴロ合わせで覚える項目は限られていました。
ゴロ合わせの本もあるようなので、ゴロ合わせで覚えるのが得意な方は、
利用すると良いかもしれません。
<まとめ>
他の記憶法としては、口を動かしながらとか、体を動かしながらとかもあるそうです。
口を動かすのは、声に出すほかに、ガムを食べながらとかもです。
体を動かすのであれば、書いて覚えるというのがあるでしょう。
私は、フィットネスクラブで走りながら覚えたこともありました。
他には、人に教えるというのも、非常に効果的です。
記憶法はたくさんあるので、自分に合ったものを見つけるのが、とても大切です。
いろいろなものを試して、早く自分の記憶法を見つけましょう。