一般常識攻略法

初めて本試験を受けたとき、労一選択式が0点でした。
1点ならまだしも、0点では受かる可能性がありません。
4択が5問、鉛筆を転がしたとしても、1点は取れそうなのに…
一般常識が、一気に苦手科目になりました。

しかし、その後、3年目くらいから労一の苦手意識はなくなりました。
その克服法をお伝えします。

<一般常識セミナー>

毎年、専門学校の一般常識セミナーを受講していました。
一般常識対策用の本を購入したこともあります。
一般常識は、とにかく範囲が広いので、対策が大変です。
莫大な範囲の一般常識を効率的に勉強するには、セミナーや本のうち、
どれか1つはやるべきだと思います。

私は、労一選択式の0点があまりに悔しかったので、自分への戒めも込めて、
白書を図書館で読んだことがあります。
結果として、白書を一から読むことは、お勧めしません。
全く頭に残らないし、時間の無駄です。

専門学校のセミナーは、良くまとめられていて、記憶にも残り、効率的です。
不安であれば、専門学校の一般常識セミナーと、市販の本の両方をやれば良いでしょう。
2つやると、だいたい同じようなことが書いてあることが分かります。
みんながやっているところは、押さえておいた方が無難です。

<模試>

模試の数をこなすこともお勧めです。
私は複数社の模試を受験していました。
それは、選択式と一般常識の対策ためでもありました。
模試の問題と特典をこなすことにより、全体的な流れを把握できました。

<時事問題に関心を持つ>

もう一つ、一般常識対策として役立ったと思うのが、時事問題や労務管理に
関心を持つようになったことです。
情報は、本や新聞、雑誌などから得ていました。
社労士の各科目のなかで、一般常識は興味深いテーマのものが多く、
勉強していくうちに、面白さを感じるようになりました。

今でこそ、働き方改革や生産性向上は、世の中の当たり前のキーワードですが、
私が勉強を始めた6年前頃から、すでにその気配はありました。
そんなことが分かるのも、一般常識を勉強していたからです。

一般常識は、見たことも聞いたこともないような問題が出て、
「だいたいこんな感じかな」と、当てずっぽうのように解くことがあります。
まぐれで正答する確率は、6年前に比べて確実に上がったように感じています。

一般常識はその名のとおり、常識的な感覚を身につけることだと思います。
統計数値などは、ピンポイントで覚えるよりも、全体的な傾向を
把握しておくことが大切です。
特に誰も見たことがない問題が出たときは、何となくの感覚に頼るしかありません。
その時のために、常識的な感覚を磨いておきましょう。

一般常識は、他の科目と違い、確実に覚えれば確実に得点できるような
科目ではありません。
範囲が広いので、深入りしすぎると、いくらでも時間がかかってしまいます。
効率的に勉強して、苦手意識を克服しましょう。

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