選択式攻略法

2019年の本試験は、択一式もなかなか難しかったですが、
社労士試験は、選択式の試験と言われています。
私は、選択式で1点足りず不合格となったことが、2度あります。

そこで、私が合格した年に実践した選択式攻略法をお伝えします。

選択式対策として使ったテキストは、大原とTACの選択式テキストです。
TACは1冊にまとまっていますが、大原は5冊あります。

まず、5月くらいまでにこれらを2回ずつ解きました。
目的は覚えることだけでなく、覚えていないものが何かを明確にするためです。
2回とも悩まずに正解できた問題は、覚えているので大丈夫。
悩んで正解したものと、間違えたものに印をつけていきました。
特に2回とも間違えたものは、誤った記憶が定着している可能性が高いので、
修正が必要です。
そうした問題を抽出していました。

6月以降は、模擬試験や模試特典の選択式問題も、2回以上解くようにしました。
模試の選択式は、法改正を確認することに役立ちます。
私は小心者で、模試は大原、LEC、TACの3社を受けました。
しかし、そのうち1社は択一式を全て解く時間的余裕がなく、選択式のみを
2回以上解きました。

7月くらいから、上記の問題集を確認のために全てもう一回解きました。
直前期には、間違えた問題は、間違えなくなるまで何回も解きました。
私は記憶力に問題があるのか、10回以上解いても覚えられなかったものが
ありました。(特に安衛法)
本試験当日まで見ていた問題もありました。

最終的に、上記2種類の選択式問題集は、平均して5回くらい繰り返したと思います。
何度も繰り返すと、間違える問題はたいてい同じだと気付きます。
直前期になる前に、直前期に集中して覚えなければならない事項を
絞り込んでおくことが重要です。

記憶法 でも書きましたが、直前期にはいつも以上の力で記憶することができます。
ただ、それもあまりにも量が多すぎると限界があるでしょう。
直前期になる前に、準備しておくことが大切です。

教材については、TACや大原以外のものでも良いと思います。
ただ、2社以上やることをお勧めします。
2社分やると、全く同じキーワードが抜かれているなど、
絶対に落としてはいけないものが分かります。

社労士試験は、みんなが解くことができる問題を確実に解けば合格できます。
逆にいうと、みんなが解けない問題は捨てても良いのです。
それを知るためにも、2社分やることをおすすめします。
ちなみに、模試も数社やると、同じ問題が出ることがあります。
その問題は確実に覚えましょう。

選択式でも択一式でも、1点足りなくて不合格になると、その問題に固執してしまいます。
私は選択式に対し、恐怖心すら生まれました。
社労士選択式は、1点足りない人がたくさんでるような仕組みの試験だと思います。
「案外、総合力が足りなかったのかな」とか、「運が悪かったのかな」とか、
時には気楽に考えて、苦手意識に押しつぶされないようにしてください。

それでも不安なら、問題集をひたすら解いて、不安を吹き飛ばしましょう。

前の記事

過去問の重要性

次の記事

一般常識攻略法