試験当日の過ごし方

本試験当日は何かと落ち着かないもの。
だからこそ、本試験の日だけ特別なことをするのではなく、いかに
普段通りにできるかだと思います。
着るもの、食べるもの、筆記用具、勉強道具など、すべてにおいてです。

試験会場へ行ったことがない人は、行き方を確かめておいて、当日慌てないように
しておいた方がより安全です。
余裕のある時期に、実際会場まで行ってみて、確認しておくのが良いかもしれません。

試験中は、普段では思いつかないようなことがよぎったり、思わぬところで迷ったり、
魔がさしてしまうことがあります。
そこで、下記3つをお伝えします。

<答えを変えない>

第一印象は意外と当たっています。
だけど、見返していると違うような気がしてくることがあります。

私は過去3回、1点足りなくて不合格になりました。
そのうち2回は、最初は正しい答えを書いていたのに、終了間際に答えを変えて、
不合格になりました。
1回ならまだしも、2回も…
つくづく「本番に弱い性格だな」と痛感しました。

それを克服するには、とにかく実力をつけて迷わないようにする。
そのために、ひたすら覚えました。
合格した年にも、後で答えを変えた問題があります。
でも、それは確信をもって「最初に選んだ方が違う」と思ったからです。
結果、後の答えの方が合っていました。

答えを変えるときは確信のある時に。
第一印象で選んだ答えは、意外と当たっているかもしれません。

<答え合わせをしない>

私は選択式はクリアしたのに、択一式が1点足りなくて不合格になったことがあります。

社労士試験は午前中が選択式で、午後が択一式、選択式が終わると昼休憩があります。
択一式で不合格になった年、お昼休みに、迷った問題の答えを調べて、
選択式の全ての科目で、3点以上確保できたことを確信しました。
思わず、ガッツポーズもしました。
しかし、その後の択一式で1点足りず、不合格になりました。
明らかに、選択式で安心し、択一式で集中力を欠いたのです。

合格した年は「本試験当日の昼休憩中、選択式の答えを調べないようにしよう」
と決めて、実行しました。
選択式でどんな結果になっても、午後は択一式に集中するためです。

選択式で2点しか取れなかった科目があっても、午後に引きずらないようにしましょう。
過去には、1点救済があった科目もあります。
間違っても途中で帰ったりしないように、最後まであきらめずにがんばりましょう。

お昼に周りの人を見ていると、まるでみんなはできたかのように思えてきます。
外からは分からないだけで、みんな不安なのは同じです。
お昼休みは落ち着いて、午後に向けて集中です。

<トイレに行く>

これは、私は実行したことがないのですが、他の合格者から聞いた方法です。
本試験中、トイレに行くとにより、冷静さを取り戻したそうです。

社労士試験は試験中トイレに行くことができます。
私は模試中にはトイレに行っていましたが、本試験では時間が足りなくて、
トイレに行く余裕はありませんでした。
本試験では問題に集中しているせいか、トイレに行きたいと思うことも
ありませんでした。

社労士試験は時間との戦いでもあります。
しかし「あえてトイレに行くことで、パニック状態を解消できる」というのには、
一理あります。
参考にしてみてください。

<まとめ>

本試験当日は、冷静でいるつもりでも、慌てているもの。
そんな中でも実力を発揮できるように、自分を信じて、全ての力を出し切ってください。

ご健闘を心よりお祈りいたします。