横断学習の必要性
初めて勉強するときは、ひたすら知識を増やしていくしかありません。
しかし、社労士試験は科目数がたくさんあるので、知識が増えたことにより
記憶が混同することがあります。
その整理をするためには、横断学習が有効です。
私は横断式講座を受けたことがないのですが、受験経験を重ねるごとに、
より横断的な整理が必要になったように感じました。
知識が増えるとその分、他科目の似たような内容が頭をよぎるようになるからです。
専門学校や通信教育の横断式講座は、記憶が混同しやすいものを
うまくまとめているはずです。
ある程度知識が蓄積してきたら、こうした講座の受講を検討しましょう。
私は直前期になって、いつも迷ってしまうものや間違えるものを
ノートに書いていきました。
その中には、複数科目の記憶が混在したために迷ってしまうものが、多くありました。
最終的にノートを見返すと、このノートが横断式テキストのようになっていました。
ノートとともに使ったのが、TAC横断式テキストです。
ノートに書いたものは、TAC横断式テキストに書いてあるものがほとんどでした。
しかし、TACのテキストにはない項目もありました
学習期間が長くなればなるほど、
「横断式テキストには書いてないけれど、どこかで似たような言葉をみたような…」
という項目が増えていきました。
それをノートに書いていきました。
問題集や模試を繰り返すことにより、横断的な整理ができていない項目が
明確になることもあります。
また、問題集や模試の解説ページに、分かりやすく横断的なまとめが
記載されていることもあります。どんどん活用しましょう。
選択式問題の正解以外のキーワードのなかには、勉強しているからこそ
逆に迷ってしまうような、惑わせるような選択肢が入っていることがあります。
そんな選択肢に惑わされて間違えると、出題者の思うつぼです。
私はそれで非常に悔しい思いをしたので、悔しさが分かります。
そうならないために、横断学習をして確実に覚えましょう。