目的条文の重要性と勉強法
社労士試験において、第1条目的条文は重要です。
各科目、目的条文は必ず覚えるようにしましょう。
目的条文がなぜ重要かというと、頻出条文だからです。
択一式でも出題されますが、選択式ではより重みがあります。
目的条文を確実に押さえている人にとっては楽勝問題。
一方、目的条文で間違えて不合格になったときは、悔やんでも悔やみきれません。
私は、選択式で目的条文が解答できず、不合格になった経験があります。
目的条文が選択式で出題された場合、多くの人が解答できるでしょうから、
得点の補正が行われる可能性は低くなるのではないでしょうか。
できて当然なので、足元をすくわれたような気持ちになりました。
目的条文で間違えて悔しかった私が、実践した勉強法を紹介します。
まず、選択式対策問題集では、必ず目的条文が入っているので、
確実に押さえるようにしてください。
他に、私は目的条文だけのカードを作っていました。
労基、安衛、労災、雇保、健保、国年、厚年はもちろんのこと、労一、社一に出てくる
主要な法律の第1条すべてです。
健保や高齢者医療確保法の基本理念、介護保険法と国民健康保険法、高齢者医療確保法の
国などの責務も、あわせてカードにしておきました。
カードやノートを作る時に注意すべきことは、間違えて転記しないようにすることです。
上記の条文だけでも、かなりボリュームがあります。
手で書くと時間がかかるし、間違える可能性があるので、パソコンで信頼できる原稿を
コピペすることをおススメします。
直前期になると、このカードに何度も目を通していました。
特に、夜寝る前は、声に出して読み上げていました。
全部を1日ですると、意外と時間がかかります。
全部読むのに、3日かかることや1週間かかることもありましたが、とにかく
毎日少しでも読み上げるようにしました。
目的条文だけをまとめて見ることのメリットは、目的条文には同じような言葉が
使われているので、その整理ができることです。
どの法律とどの法律で同じ言葉が使われているのか、似た言い回しだけど
違っているのかが、明確になります。
直前期にやることがたくさんあって焦っていたとしても、目的条文だけは
確実に押さえておきましょう。