古いテキストで大丈夫?

初年度で合格できなかった場合、
新しいテキストや通信教育を購入すべきか、迷う人もいるでしょう。

法改正に対応するには、毎年買いなおした方が無難です。

ただ、初年度のテキストを使い続けるメリットもあります。
私は最初に使ったテキストにかなり書き込みをしていました。
その書き込みを新しいテキストに書き写すのは大変なので、
数年間、使い続けました。

もう一つ、最初に使ったテキストを使い続けた大きな理由が、
記憶するときに、テキストのページ見開きのイメージで
覚えていたことです。
つまり、「あの項目はあのページの右上にあったな」とか
「あの書き込みはあの表の下あたりに書いたな」とか。
テキストを読み込んでいればいるほど、
最初に見た画面全体のイメージで覚えていることがあります。
それを崩すのはもったいないと思いました。

古い教材を使い続ける場合、必ずやらなければならない事があります。
法改正のメンテナンスと、
過去問(受験した年に出題された問題)の追記です。
古いテキストを使い続ける場合、
専門学校や通信教育の法改正講座は必ず受講し、
テキストを修正しておいた方が良いでしょう。
追記すると改正点が目立つので、
直前期にテキストをざっと見直した時に、目を引きます。

不合格になった年の問題を追記するのも同様で、
どんな問題がでたのか、大いに参考になります。
たいていのテキストは、過去問の表示があると思いますが、
当然、自分が受験して不合格になった年の問題については
新しいテキストを購入しない限り書いてないので、自分で記入するのです。

最初のテキストの書き込みを写すのが良いのか、
法改正と過去問の追記をするのが良いのか、
どちらを重視するかで決めると良いかもしれません。

ちなみに、別のテキストの方が良さそうに見えて、
複数のテキストに手を出したくなることもあるでしょう。
さきほど述べたように、記憶するときは、
テキスト画面全体のイメージとして覚えていることが多くあります。
頻繁にテキストを変えると、かえって頭の中が混乱するかもしれません。

これと決めたら、どの項目がどのページに書かれているかを覚えるくらい、
そのテキストに集中して勉強しましょう。