モチベーションを維持する方法
社労士の勉強をはじめて最初の頃は、知らない話ばかりなので、
新鮮な気持ちで勉強ができます。
しかし、勉強期間が長くなればなるほど、
モチベーションの維持が難しくなってくるかもしれません。
どんな勉強も、勉強方法やテクニック的なものは大切ですが、
それと同じくらい、いや、それ以上に重要なのが、やる気です。
そこで、長期間、モチベーションを保つために実践したことを
4つ、ご紹介します。
<公表する>
会社員をしながら勉強する場合、勉強していることを
会社の人へ伝えていない方は、多いのではないでしょうか。
友人にも伝えたり、伝えなかったり。
たくさんの人に言いすぎると、合格できなかった時に恥ずかしいので、
「言わなければ良かったな」と思うこともありました。
一方で「実は勉強しているんだ」と打ち明けると、
案外、相手も何かに打ち込んでいたり、思いがけずアドバイスをもらえたり。
励ましの言葉は、素直に嬉しかったです。
また、公表したことにより、諦めづらくなった面もありました。
もちろん、公表する相手は選んでいました。
勉強に行き詰まり、気が立っているときは、
試験のことに触れられると、イライラが募ります。
余計に精神を消耗することになりかねないので、
公表する相手を見極める必要があります。
<友達をつくる>
モチベーション維持のために、
社労士の勉強をしている友達が欲しかったのですが、
結局、友達を見つけることはできませんでした。
私は、税理士、公認会計士、司法書士、中小企業診断士、不動産鑑定士など、
他の士業の友人が多く、アドバイスや励ましをたくさんもらいました。
なかには勉強中の友人もいて、国家資格は夏の本試験が多いので、
同じ時期に追い込みをしていると「ともにがんばろう!」
という気持ちになりました。
合格経験者からは具体的なアドバイスを多くもらいました。
「本試験後、すぐに来年に向けて勉強再開した方がいい」
「どんな国家資格も過去問が重要」
「記憶するには反復あるのみ」などなど。
「自分は10年かかったんだよね」なんていう友人もいて、
長年勉強を続けていた私は、これが大きな励みになりました。
6年目で何とか合格できましたが、
「10年はがんばろう」と覚悟していました。
<合格後をイメージする>
合格をイメージすることは、大切です。
強くイメージすることにより、前向きに頑張ることができます。
合格の瞬間をイメージしたり、合格後にやりたいことを思い浮かべたり。
社労士として活躍している方の本や、開業本を読むのも、夢が膨らみます。
長く勉強をしていると、合格自体が目的になりがちですが、
長い視点で考えると、合格は通過点です。
より具体的なプランがあれば、モチベーションアップになります。
現状に不満がある人や、見返したいという思いのある人は、
悔しさが何よりの原動力となるでしょう。
<勉強方法を変える>
この方法は、長く勉強している人向けです。
勉強方法を変えるのは、勇気がいるし、迷いも生まれるので、
おすすめできない場合もあります。
私は5年目に突入した時に、通信教育から専門学校へ変更しました。
通信教育といっても、古いテキストを使い、ほぼ独学を続けていたので、
専門学校へ通い始めたことにより、新鮮な気持ちになりました。
「いままでのやり方では、合格できないかも」と思い始めたら、
思い切って、別の方法を試してみるのも良いかもしれません。
<まとめ>
合格までは、気持ちが乗る時と、やりたくなくなる時の繰り返し。
たとえやる気がなくなっても、気持ちを復活させる力が必要です。
気が乗らなくても、テキストを開いていると、やる気が出る場合もあります。
いろいろな方法を使って、モチベーションが維持できるといいですね。